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執筆活動

監査法人の個性があらわれる 監査品質を高めるための対応

「監査の現場からの声」-監査品質を高めるために- 監査の品質に関する研究会編

「なぜ粉飾決算を見つけられないのか」「監査品質とは何か」といった本質的な疑問を考察する本が出版されました。町田祥弘青山学院大学教授を部会長とした日本監査研究学会の「監査の品質に関する研究会メンバー」が編集。新創監査法人の相川代表パートナーも執筆に参画しています。

本の第Ⅱ部では「監査法人のガバナンス・コード」への対応について、大手4法人、太陽有限責任監査法人とともに新創監査法人も取材を受けました。“高い水準の監査品質の確保”という目的は同じでも、数千人規模の監査法人と数十人規模の監査法人では経営方針及び経営体制が異なります。新創監査法人は、「監査法人のガバナンス・コード」を採用していませんが、あえて採用しない理由と監査品質に関する取り組みを述べています。大手監査法人とは違う新創監査法人の監査品質の特徴が理解できる一冊です。

なお第I部の「監査品質とは何か」では、企業及び投資家から見た監査品質を考察し、それは監査人・監査チームの「性能」と「伝える力」の総和であると定義づけています。当法人においても、監査品質は監査法人の理論だけではなく、財務諸表作成者及び利用者の視点からも捉えるべきと考えており、非常に共感できる内容です。

トピックス

高橋 克典

代表パートナー
公認会計士・税理士


1966年 千葉県市川市生まれ。
慶應義塾大学商学部卒業。
金商法監査、学校法人などの公益法人監査、IPO支援、事業再生など、幅広く業務を手掛けている。

現在、日本公認会計士協会東京会副会長(2019年6月~)、日本公認会計士協会理事(2022年7月~)、日本私立学校振興・共済事業団私学経営相談員、青山学院大学会計専門職大学院客員教授、国・自治体の各種審議会委員等も務めている。

スキー、登山、テニス、ジョギングなど、本来、スポーツは好きだが、業務多忙を言い訳として機会が激減している。次善の健康法としては、食事(&お酒)、入浴、睡眠の重視と信じている。

柳澤 義一

統括代表社員
公認会計士・税理士


1956年東京都生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業。
新創監査法人の統括代表社員として、上場企業の会計監査を中心に幅広い分野で活動している。

日本公認会計士協会では、2001年本部理事、2004年より日本公認会計士協会常務理事、2013年より日本公認会計士協会東京会会長、2013年より2022年まで日本公認会計士協会本部副会長に就任している。現在は、日本公認会計士協会相談役を務めている。

「さて、IFRSを導入する! 導入して初めて気づく実務のポイント」
「図解 ひとめでわかる連結納税制度」
「ストックオプションの税務・導入マニュアル」
「会社の数字を読み解くルール」(明日香出版社)
「会計専門家からのメッセージ -大震災からの復興と発展に向けて」(共著)
ほか著書多数。
また、「企業会計」(中央経済社)、「青山アカウンティング・レビュー」(青山学院大学)、週刊「経営財務」(税務研究会)に記事を寄稿している。詳しくは、トピックスをご覧ください。