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執筆活動

会社経営の進むべき道を見つける 「企業再生・コーポレートガバナンス」

税務は、会社経営のターニングポイントに大きな役割を果たします。本書では「再生、整理、破産」、そして経営を強化するコーポレートガバナンスについて法律・経理・税務の三方面からアプローチしました。

「再生、整理、破産」は、近年、社長の高齢化・後継者不足により急増が見込まれ、経営者を悩ませる深刻な問題になりつつあります。一方で、会社経営を強化しようとコーポレートガバナンスが注目されるなか、国税庁は大企業向けに「税務に関するコーポレートガバナンス」を発表しました。

コーポレートガバナンスと税務を結びつける考え方はまだ始まったばかりですが、この考え方は、中小企業にも大変有用であると考えています。きちんとしたガバナンス(内部統制を含む)は税務コンプライアンスの向上につながり、有利な税務処理を行うことによって会社の成長につながっていきます。もちろんガバナンスの強化は税務だけでなく、中小企業の経営そのものを強固なものにしていくでしょう。

この流れの実現には、税理士、公認会計士、会社の税務を預かる担当者(中堅会社以上)、中小企業の経営者の方々が、会社に深く関与することが必要になってきます。そこで本書では、中小企業のコーポレート・ガバナンス・コードを補論として加えました。本書が実務のノウハウに加え、会社の進むべき道を見つける一助になれば幸甚です。

[本書のポイント]
・コーポレートガバナンスの会社法や金商法等の制度的な取組み
・税務コンプライアンスにつながる中小企業のコーポレートガバナンス
・中小企業版コーポレートガバナンスコード(私案)

執筆:柳澤義一(新創監査法人統括代表社員)、椿本雅朗(公認会計士・税理士)、井ノ上正男(弁護士)、額田一(公認会計士・税理士)

トピックス

高橋 克典

代表パートナー
公認会計士・税理士


1966年 千葉県市川市生まれ。
慶應義塾大学商学部卒業。
金商法監査、学校法人などの公益法人監査、IPO支援、事業再生など、幅広く業務を手掛けている。

現在、日本公認会計士協会東京会副会長(2019年6月~)、日本公認会計士協会理事(2022年7月~)、日本私立学校振興・共済事業団私学経営相談員、青山学院大学会計専門職大学院客員教授、国・自治体の各種審議会委員等も務めている。

スキー、登山、テニス、ジョギングなど、本来、スポーツは好きだが、業務多忙を言い訳として機会が激減している。次善の健康法としては、食事(&お酒)、入浴、睡眠の重視と信じている。

柳澤 義一

統括代表社員
公認会計士・税理士


1956年東京都生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業。
新創監査法人の統括代表社員として、上場企業の会計監査を中心に幅広い分野で活動している。

日本公認会計士協会では、2001年本部理事、2004年より日本公認会計士協会常務理事、2013年より日本公認会計士協会東京会会長、2013年より2022年まで日本公認会計士協会本部副会長に就任している。現在は、日本公認会計士協会相談役を務めている。

「さて、IFRSを導入する! 導入して初めて気づく実務のポイント」
「図解 ひとめでわかる連結納税制度」
「ストックオプションの税務・導入マニュアル」
「会社の数字を読み解くルール」(明日香出版社)
「会計専門家からのメッセージ -大震災からの復興と発展に向けて」(共著)
ほか著書多数。
また、「企業会計」(中央経済社)、「青山アカウンティング・レビュー」(青山学院大学)、週刊「経営財務」(税務研究会)に記事を寄稿している。詳しくは、トピックスをご覧ください。