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国際会議

IFACローマ大会参加<2>【参加プログラム】

2014年 世界会計士会議 参加プログラム

世界会計士会議 - 1日目 【11月10日(月)】

16:00
16:30~
エキシビジョン・エリアにて、会議への参加登録
開会式

・イタリア当局及びローマ当局からのウェルカムスピーチ
・イタリア会計士協会会長 Gerardo Longobardi氏からのウェルカムスピーチ
・IFAC会長(2012年~2014年) Warren Allen氏からのウェルカムスピーチ
・インペリアル・スポンサーのCGMAからのウェルカム講演
・アカデミックアワードの表彰(ICAナイジェリア)
・IFACゴールド・サービス・アワードの表彰
・イタリア財務省長官 Vincenzo La Via氏からの基調講演
・パフォーマンス
・カクテル・レセプション

世界会計士会議 - 2日目 【11月11日(火)】

9:00~10:30
評価業務のグローバルな専門知識の構築

国境を越えての合併や買収、いわゆるM&Aが増加する傾向にあるが、その評価方法は国や地域によって未だに異なる状況にある。こうした状況の中、グローバルに評価専門家を指定することの必要性や、国際的な評価方針が作成される必要性についてディスカッションが行われた。評価専門家の教育の国際的な指標や国レベルで専門家を育てるのに踏むべき手順についての言及もあった。

11:15~12:30
汚職や不正との戦い:会計職業専門家の役割

会計士は日々の業務において、倫理的な判断が求められる状況にさいなまれる。また、政府機関等と協力しながら違法行為や不正に関する法律に対処していかなければならないこともある。パネリスト達は、守秘義務と法律上の責任とを適切に両立させ、一般社会の期待や公益にこたえる会計士の職業専門家としての役割についてディスカッションを行った。

14:00~15:30
社会的責任と銀行業務

金融機関はグローバル化が進むなかで、市場の安定度を高め、システマティックリスクの回避を目指した法律や規制の改正の増加に直面している社会的価値をその融資方針に組み込み、独自の道を切り開いている金融機関も存在する。パネリスト達は社会的価値と融資とのバランスをはかることのメリット及びその課題、市場の安定にどのように貢献できるか、それぞれの視点を解説した。

世界会計士会議 - 3日目 【11月12日(水)】

14:00~15:30
メイド・イン・イタリア

家族経営からグローバルビジネスまで、Made in Italyは、最高のイタリア商品の代名詞になっている。これは食品やファッション、機械工学さらにデザインまで全世界で認められている。ローカルのリソース、歴史や伝統、専門知識や経験と創造性を融合することや、高品質を維持しつつ、家庭レベルの個性を産業レベルに手起動する能力といったやり方とともに、イタリア初の商品はイタリアの秀逸さを示していることなどについて、イタリアの企業の代表者達が解説を行った。

16:00~17:30
非営利団体による財務報告

全世界の金融活動をみたとき、非営利組織がその重要な部分を占めているにもかかわらず、国際的な会計フレームワークが存在していない状況にある。パネリスト達は、各地域のフレームワークを用いた際の経験をお互いに紹介し、非営利組織の会計処理、情報システムに関する問題、スタッフの研修、利害関係者への情報発信などについてディスカッションを行った。

世界会計士会議 - 4日目 【11月13日(木)】

9:00~10:30
中小企業(SME)の市場の信頼を促進する

SMEの財務の持続可能性は、日々の企業の基本であり、貸し手、供給者、顧客や雇用主をはじめ、内外の利害関係者の最大の関心ごとである。しかしながら、与信を得るのが困難となるケースがあり、金融市場はSMEのニーズを必ずしも満たすものではなく、アクセス可能で適切かつ手の届く金額の資金調達はより困難であるという懸念が常に存在している。資金を調達する際の難しさは国や地域によって異なり、数多くのグループが資金調達の明らかな困難に直面していることを示す状況などについて解説が行われた。

11:15~12:45
統合した考え方:業績改善と価値創造のカギ

統合報告とは、統合志向に立脚するプロセスであり、企業による長期にわたる価値創造及び価値創造の側面に関するコミュニケーションについての、統合された定期的な報告となる。企業は、その戦略の理解と発信につながる報告環境を必要とする。これにより業績が推進され、投資に向けた財務資本を引き付けることが出来る。パネリスト達は自身の企業におけるIRがどのように推進されていったか、その経験について解説が行われた。

13:00~14:30
最終セッション及び閉会式

・IFAC会長(2014年~2016年)Olivia Kirtley氏のスピーチ
・セムピアー・アワードの表彰
・イタリア会計士協会会長 Gerardo Logobardi氏からの挨拶
・2018年世界会計士会議の開場と主催者の発表
・閉会のパフォーマンス

(最終日:会場にて)

トピックス

高橋 克典

代表パートナー
公認会計士・税理士


1966年 千葉県市川市生まれ。
慶應義塾大学商学部卒業。
金商法監査、学校法人などの公益法人監査、IPO支援、事業再生など、幅広く業務を手掛けている。

現在、日本公認会計士協会東京会副会長(2019年6月~)、日本公認会計士協会理事(2022年7月~)、日本私立学校振興・共済事業団私学経営相談員、青山学院大学会計専門職大学院客員教授、国・自治体の各種審議会委員等も務めている。

スキー、登山、テニス、ジョギングなど、本来、スポーツは好きだが、業務多忙を言い訳として機会が激減している。次善の健康法としては、食事(&お酒)、入浴、睡眠の重視と信じている。

柳澤 義一

統括代表社員
公認会計士・税理士


1956年東京都生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業。
新創監査法人の統括代表社員として、上場企業の会計監査を中心に幅広い分野で活動している。

日本公認会計士協会では、2001年本部理事、2004年より日本公認会計士協会常務理事、2013年より日本公認会計士協会東京会会長、2013年より2022年まで日本公認会計士協会本部副会長に就任している。現在は、日本公認会計士協会相談役を務めている。

「さて、IFRSを導入する! 導入して初めて気づく実務のポイント」
「図解 ひとめでわかる連結納税制度」
「ストックオプションの税務・導入マニュアル」
「会社の数字を読み解くルール」(明日香出版社)
「会計専門家からのメッセージ -大震災からの復興と発展に向けて」(共著)
ほか著書多数。
また、「企業会計」(中央経済社)、「青山アカウンティング・レビュー」(青山学院大学)、週刊「経営財務」(税務研究会)に記事を寄稿している。詳しくは、トピックスをご覧ください。