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執筆活動

監査難民問題に影を落とす「報酬依存度」の規制強化

柳澤義一統括代表は「ACCOUNTING企業会計」に寄稿し、「報酬依存度」の規制強化により今後予想される問題及び解決策について提言しました。
日本公認会計士協会(JICPA)は、すべての公認会計士が遵守すべき規則として『倫理規則』を制定しています。この『倫理規則』は、国際会計士連盟の倫理基準審議会(IESBA)が策定する『IESBA倫理規定』を基に日本の法令等を考慮して作成されており、そのため『IESBA倫理規定』の改定が行われると、協会の『倫理規則』も改定されることとなります。

今回の「報酬依存度」の規制強化(報酬依存度が5年連続で15%を超える場合は、監査人は強制辞任)は、『IESBA倫理規定』の改定を受けJICPAも改定を行いますが、実はJICPAはこの改定に反対意見を表明していました。その意見が通らず改定に至ってしまい、今後さまざまな問題が発生することが予想されます。

トピックス

高橋 克典

代表パートナー
公認会計士・税理士


1966年 千葉県市川市生まれ。
慶應義塾大学商学部卒業。
金商法監査、学校法人などの公益法人監査、IPO支援、事業再生など、幅広く業務を手掛けている。

現在、日本公認会計士協会東京会副会長(2019年6月~)、日本公認会計士協会理事(2022年7月~)、日本私立学校振興・共済事業団私学経営相談員、青山学院大学会計専門職大学院客員教授、国・自治体の各種審議会委員等も務めている。

スキー、登山、テニス、ジョギングなど、本来、スポーツは好きだが、業務多忙を言い訳として機会が激減している。次善の健康法としては、食事(&お酒)、入浴、睡眠の重視と信じている。

柳澤 義一

統括代表社員
公認会計士・税理士


1956年東京都生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業。
新創監査法人の統括代表社員として、上場企業の会計監査を中心に幅広い分野で活動している。

日本公認会計士協会では、2001年本部理事、2004年より日本公認会計士協会常務理事、2013年より日本公認会計士協会東京会会長、2013年より2022年まで日本公認会計士協会本部副会長に就任している。現在は、日本公認会計士協会相談役を務めている。

「さて、IFRSを導入する! 導入して初めて気づく実務のポイント」
「図解 ひとめでわかる連結納税制度」
「ストックオプションの税務・導入マニュアル」
「会社の数字を読み解くルール」(明日香出版社)
「会計専門家からのメッセージ -大震災からの復興と発展に向けて」(共著)
ほか著書多数。
また、「企業会計」(中央経済社)、「青山アカウンティング・レビュー」(青山学院大学)、週刊「経営財務」(税務研究会)に記事を寄稿している。詳しくは、トピックスをご覧ください。