誰が何のために、公認会計士という国家資格を与えたのか
2021年2月16日、公認会計士試験「論文式試験」の合格者が発表されました。例年とほぼ同数の1,335名の合格者が誕生し、我が国経済社会のフレッシュな力となっていきます。柳澤統括代表は、試験合格者が公認会計士になるために約3年間学ぶ実務補習所の所長を務めており、合格者の皆さんに向けてメッセージを出しました。
統括代表が伝えていることは、「職業的使命感を醸成せよ」ということです。元日本公認会計士協会会長、川北博先生のお言葉を引用して、ルールに基づく義務を果たす「義務論ルール思考」だけではプロフェッションとは言えず、そこにパブリック・インタレストに対する奉仕を目指す「目的論思考」を追随させることの重要性を説いています。
パブリック・インタレストに対する奉仕という公認会計士の目的のためには、公認会計士は監査技術のみでなく、意識を養わなくてはなりません。柳澤統括代表のメッセージは、これを監査人の入門教育としてもっとも重視すべきであると伝えています。JFAELニュースレター特別号をご覧ください。